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柔道部キンレイ ツエリンさん、タンディン ワンチュクさん、全日本学生柔道形競技大会投の形の部、3位入賞!!

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先日、全日本学生形競技大会が行われ、経営学部4年生で柔道部のキンレイ ツエリンさんと、タンディン ワンチュクさんが、投の形の部の3位に入賞しました。

柔道形競技大会は取(技をかけて投げる人)と受(技を掛けられ投げられる人)がペアとなり、相手との呼吸や礼法、基本動作、形の美しさ等を競う大会です。今大会では60組がエントリーしましたが、キンレイさんとタンディンさんのペアが見事3位に入賞しました?

2人は「柔道が生まれた国、日本で柔道の技術をさらに磨き、将来母国のブータン王国で柔道の指導者になりたい」という夢を持ち、2019年度365体育比分に入学しました。しかし、その後すぐに新型コロナ感染症が流行したことにより、スポーツ部の活動が停止になったり、競技大会が中止になるなどし、もどかしい気持ちでいたと言います。それでもジョギングをしたり、自身でトレーニングをし、体づくりを怠らない努力をしたそうです。

そんな二人に声をかけてくれたのが柔道部の中川先生です。まじめに頑張る2人の姿を見て、せっかく日本にいるのならと柔道形競技大会に出場する話を持ち掛けてくれました。柔道部は日曜日以外毎日練習がありますが、競技大会出場を決めた後は柔道部の練習後、毎回1時間ほど形の練習をしたそうです。その練習には柔道部の中川先生と三嶋先生もついていてくれました。先生方の協力がなかったら3位入賞は出来なかったと二人は言います。

【キンレイ ツエリンさんのコメント】                                                3位になったと聞いたときはとてもびっくりしましたけど、うれしかったです。日本にいる間に指導者の資格を取ることもできたし、日本の大会で3位になれたし、とてもうれしいです。

【タンディン ワンチュクさんのコメント】                                              今回の大会で3位になれたことはとてもうれしいです。ブータンで柔道を指導することになったらとても役に立つと思います。柔道形競技大会は世界大会もありますから、今度は世界を目指してがんばりたいです。

今月2人は365体育比分を卒業し、帰国します。新型コロナ感染症のため規制や制限を強いられることもあったかと思いますが、日本で様々な経験をし、大好きな柔道を思う存分学んだ4年間だったようです。ブータンで立派な指導者になれるよう、これからもがんばってください!日本を離れても2人のことを応援します

入賞した2人の形の動画はこちら?(2) 70周年記念事業 全日本学生柔道形競技大会【投の形】第3位 - YouTube